☆仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判
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☆2018年5月19日劇場公開作品
☆原作:石ノ森章太郎
☆監督:石田秀範
☆脚本:高橋悠也
☆監修:小林靖子
☆音楽:島邦明
☆主題歌:
『EAT,KILL ALL』Project.R(小林太郎、NoB)
☆キャスト☆
・水澤悠(みずさわはるか)【仮面ライダーアマゾンオメガ(ニューオメガ)】:藤田富
・鷹山仁(たかやまじん)【仮面ライダーアマゾンアルファ】:谷口賢志
・水澤美月(みずさわみづき):武田玲奈
・泉七羽(いずみななは):東亜優
・黒崎武(くろさきたけし):三浦孝太
・札森一郎(ふだもりいちろう):籾木芳仁
・御堂英之助(みどうえいのすけ)【仮面ライダーアマゾンネオアルファ】:姜暢雄
・橘雄悟(たちばなゆうご):神尾佑
・水澤令華(みずさわれいか):加藤貴子
・天条隆顕(てんじょうたかあき):藤木孝
・志藤真(しどうまこと):俊藤光利
・福田耕太(ふくだこうた):田邊和也
・高井望(たかいのぞみ):宮原華音
・三崎一也(みさきかずや):勝也
・ムク【リスアマゾン】:国府田聖那
・イツミ:岡本莉音
・ゴロウ:奥田夢叶
・ハイチ:大西統眞
・ミナ【ウミヘビアマゾン】:鈴木つく詩
・サンゴ【トラアマゾン】:河野晴日
・ヨージ【カミツキガメアマゾン】:林タケル
・佐古島晋作(さこじましんさく):嶋崎伸夫
THE MOVIE 最後ノ審判(公式サイトより)
【「仮面ライダーアマゾンズ」は2016年からAmazonプライム・ビデオにて配信が始まった。
仮面ライダーというヒーローの原点である「アクション性」「怪奇性」に立ち還り、仮面ライダーの“牙を取り戻すため”始動したプロジェクトは、待ち望んでいた多くの人々に熱狂を持って迎えられた。
そしてついに、その熱は冷めやらぬまま、映画化へと突き進んだのである。
本シリーズは、人工生命体アマゾンと、それを取り巻き、巻き込まれる人間と人非ざる者との「生」を描いてきた。
劇場版で語られる最後の物語は、人間によるアマゾン殲滅作戦が佳境を迎える場面から始まる。
この世に生存が確認されているアマゾンは残り2体、「水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ」と「鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ」。
この2体を狩れば、すべてが終わる、はずだった。
「アマゾン畜産計画」と謎の養護施設、水澤悠を追うアマゾン駆除組織4C、共生と競生、肉食と草食―
新たな出会い。さらなる死闘。
そして、「現代に生きるもの」の狭間に立つヒーローの苦難と葛藤に、終止符が打たれる。激しい運命に翻弄された悠と仁の決着と共に。】
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☆☆☆☆☆☆☆感想☆☆☆☆☆☆☆
2016年のシーズン1、2017年のシーズン2に続き2018年、仮面ライダーアマゾンズがついに劇場版で公開、そして完結。
足かけ三年に渡るアマゾンズの物語に終止符が打たれました!
(もしかしたらも・・・ありそうですが)
あまりにも楽しみで公開初日の本日朝イチで鑑賞してきました!
シーズン1からの因縁である悠と仁の戦いに決着も。
しかしながらその戦いに後押しするかのような両者の禁忌。
シーズン1、2からのキャラクターだけでなく劇場版での登場キャラクターによる葛藤とその生き様に投影される悠の生き様。
もともと映画的な画の作りだったアマゾンズなので劇場版での映画館での鑑賞はよりアマゾンズの世界観を際立たせていて暗めな演出やそれまでの仮面ライダーではあまり使われない舞台の奇妙さ、ゾッとするようなおぞましさもあるけれどそれ以上に神への賛美、生きる意味をより高めた劇場版だと思いました。
正直アマゾンズのテーマに答えはないと思うので真の終わり、誰もが納得できる終わり方では無いですがだからこそのアマゾンズの世界の深さを感じるといいますか、改めて生と死、生きるための免罪符=生きるために食らう、食うか食われるかをパワーアップしたのが劇場版かな?
マモルくんの話もマモルくんは出なくても駆除班のメンバーの中にはマモルくんが生きていたり、千翼とイユのジュブナイルも違う形で活かされている気もしたり。
敢えてネタバレは伏せてますが、ネタバレ部分を踏まえても思考がまとまらないですね(笑)
喰われる側が今度は喰う側になっていたり、誰のために生きているのか死んでいくのか、そんな事を考えながらもラストシーンでの美月のセリフはある意味答えなのかもとホッとしたり。
演出面では姜暢雄さん(忍風戦隊ハリケンジャーのクワガライジャー)演じる御堂英之助が何を考えているのか分からない怖さや、変身して仮面ライダーアマゾンネオアルファになった際に武器として使ったチェーンソー兼ガンが形状も使い方も恐怖なんだけどチェーンソーでありながらガンでもあるという武器デザインと使用法にびっくりさせられつて完全にコロシにいく武器だなぁとやはり恐怖に感じたり。
あからさまの悪のライダー・・・のようであり実はごく普通な人間でもあるからアマゾンズの物語としては絶対的な悪では無いのもまた考えものか。
一応癒しもあって、ムクがかわいいってのとムクがアマゾン態になったリスアマゾンがかわいいってのがありますがただかわいいではアマゾンズには似合わないってことでことごとく血まみれにされてましたが(笑)
血まみれ感は相変わらずアマゾンズだし某シーンでの流血なんてもうビックリャ仰天なんだけどシーズン2みたいなグロさは控えめで意外とオブラートに包んだ印象だけどアマゾンズを見た事ない人が仮面ライダーって名前だけで観にいくのはオススメできないかな(苦笑)
ただ、画としてはキツイものもありますが物語やメッセージ性としては非常に考えさせられるものがあるので一概に否定するのは勿体無いし無理な強要もしませんが、観る価値は充分にあると思います。
あと、シーズン1、2を観ていれば七羽さんはセリフ無くてもそこに居るのが救いだったりと感じれます。
クライマックスでの七羽さんと仁さんには涙ものというか仁さんようやく・・・。
そして、これだけは言いたいのが主題歌前のバイクの走行シーン!
これを観た瞬間、仮面ライダーアマゾンズも紛れも無く【仮面ライダー】だと胸が熱くなりました。
幾度となく戦いをしてきた仮面ライダーシリーズにアマゾンズも伝説を残した劇場版というのが私の率直な感想です!
正直まだまだ語りたいことは沢山あります。
「アマゾン畜産計画」の在り方や橘雄悟のこと、水澤令華と天条隆顕のことや黒崎さんと札森さんのこと、「切子聖園」の子供達のことなどなど。
ありすぎて語りきれないのでとりあえずはこれくらいで。
当然のことながら島さんの音楽は綺麗だしドキッとするものもあったし、かと思ったら無音のシーンでセリフも無い効果的な場面もいくつかあったり、主題歌はグッとくるフレーズやストレートに「生きろ!!(EAT,KILL ALL)」というフレーズが劇場版アマゾンズの為にあるものでしたし、気になっていた高橋悠也さんの脚本も小林靖子さんの監修があったにしてもエグゼイドとは両極端に違う【生死、生きる】を描いていたと感服するばかりです。
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個人的にイチオシのリスアマゾン!
もふもふ感と小柄なところが可愛いけど血まみれになります(笑)
画像は劇場販売のパンフレットから、パンフレットには各キャストとスタッフのインタビューが盛りだくさんでした☆